あたしが死んだら=遺物

あたしが死んだら、何を遺せるだろうか。

眠れない昨日の夜から、そんなことを考えていた。


定職にも就かず、家族に迷惑ばかり心配ばかり掛けているあたし。

死ぬ時は身元が判らぬよう遠くで死のうと思っていたけれど、今のあたしにはパニック障害による発作で電車に乗るチカラも残ってない。だからきっと、この今住んでるマンションから飛び降りるだろう。

それがどれ程の迷惑になるか見当もつかないけれど、相当なものだと思う。


だからせめて、何か遺せたら…そう思って考えてみたけれど。


お金なんて当然無い。生命保険が降りるかどうかも判らない。

あたしの部屋に散乱する本や洋服を売っぱらっても幾らにもならないだろうし。

だから、考えた。あたしが遺せるものは…文章と、写真。


写真は、趣味。愛用の一眼レフで撮った想い出の数々。

ずっと放っておいていた無数の写真を焼き増しして、友達全員に送ろうと思う。何も云わず逝くせめてもの償い。


文章は、仕事として書いていた物語。これは別に持ってる創作系サイトがあるから、そこに載せる。仕事を途中で辞めてしまったから、あたしの物語を楽しみにしてたお客さんへの償い。

それと、日記。

あたしは此処以外にも複数サイトを持っていて、そのうち2つに日記を書いてる。もちろんメンタル系じゃなくて普通の日記。最近はダークな内容になってしまっているけど。


此処と合わせて3つの日記を編纂して、売れないかなぁ…?

いくらライターの仕事してたからって、無名な人間の自殺に至る日記なんかやっぱり駄目かなぁ?

此処が有名サイトだったらそれも出来たかもなぁ。誰か有名サイトにしてくれないかしら(他力本願)。


ひとりの人間が死んで、遺るモノは一体何だろう。


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